今回は5か月で10万人フォロワーを伸ばす方法について解説します!
ハピラフで運営している節約チャンネルというアカウントが10万フォロワー伸びたので、今回はそのアカウントを元にご説明します。
節約チャンネルは、1か月目が900人、2か月目で5,000人、3か月目で37,400人、4か月目で60,000人、5か月目で10万人になりました。ここまで伸ばした方法は、大きく分けて3つあります。
動画でもこの記事の内容を解説しているので、音声と視覚的にインプットしたい方は動画でご覧ください!
Instagramのフォロワーを伸ばす方法①適切な作業量と体制で行う

まずチーム体制については、節約チャンネルに関しては2人で運用をしていました。
この2人は1日フルコミットでアカウント運用を行っていたわけではなく、本業で1日8時間働きながら作業していました。作業量は、1日30分ずつなので合計で1時間です。
意外に思われるかもしれませんが、2人体制で1日1時間の作業を行えば、5か月で10万フォロワー伸ばすことは可能です。
担当の振り分けを説明すると、1人は投稿担当としてDMの送信や投稿、タグの選定を行います。もう1人は分析担当として、投稿の分析や競合リサーチ、目標の設定を行います。
Instagramのフォロワーを伸ばす方法②コンセプト設計とターゲット設定

2つ目は、コンセプト設定とターゲット設定です。
競合と違う切り口で投稿しているアカウントは伸びやすいため、まずはコンセプト設計をしっかりと行います。
他の節約系のアカウントはいくつもあったのですが、どちらかというと節約の仕方をメインで投稿されていたので、節約チャンネルは、節約する主婦が見たい時短レシピをメインで投稿しました。
ターゲットとしては、節約に興味がある20代〜40代の主婦をターゲットに設定しました。
加えて、節約チャンネルでは1日3投稿行っています。ただ、アカウントによって伸びる投稿数は違うので注意が必要です。
ジャンルによっては、1日に多くの投稿がストーリーズやフィードで流れてくると鬱陶しく感じるターゲットもいます。そのため、1日の中で最適な投稿数を見つけることも重要です。
リポストメディアに関しては、「この投稿をお借りしてありがとうございました。もしよかったらシェアしてください」というようなDMをリポスト元に送るか送らないかでシェア率が大きく変わってくるのでチェックしておきましょう。
突然ですが、ここでクイズです。
この5枚のうち、どれがエンゲージメント率が高かったでしょうか?これはそれぞれフォロワーが5万人ずつのときに投稿したものです。

正解は、この2つです。

きなこ蒸しパンと、とうもろこしとキャベツの揚げ餃子などはインスタ映えして伸びそうですが、なぜこの2つだったのでしょうか?
まずこの投稿のインサイトを見てみます。
これはフォロワー5万人ぐらいのときに投稿したものですが、いいね数がインスタ映えする投稿より10倍ぐらついてます。保存に関しても10倍ですね。フォロワー外のリーチも98%と非常に高い数値になっています。

リーチを一番見てほしいのですが、右側の投稿は8万人にリーチしているのに対して、左は164万人なので、単純計算で20倍の差です。
ではなぜ、これほどの差が生まれているのか?要因は3つ考えられます。

1つ目は、分かりやすさです。
クックパッドやクラシルなど、料理のレシピを投稿しているアプリはたくさんありますが、その中でも主婦がどうしてInstagramを見ているのかというと、レシピというアイデアで悩んでいるからだと考えられます。
新しいレシピを作らなくてはいけないところを、投稿内で丁寧に説明している部分がこれだけの数字の差を生んだのだと考えられますね。
2つ目は自分ごと化です。
揚げ餃子やとうもろこしとキャベツの揚げ餃子、きなこ蒸しパンは作りにくいイメージがありませんか?対して味噌玉はすごく分かりやすくて作りやすいですよね。帰宅後30分で作れると書いてあります。
主婦には時間がないので「30分で作れるんだったら見てみたい」となりますよね。
最後は、投稿の便益性と独自性です。

スマートニュースの西口さんもこの便益と独自性が大事だと言われていますが、その便益と独自性があれば、アイデアとなって強みになります。
そのため、このアイデアをいかに競合アカウントと違う切り口で投稿できるかが大切になってきますね。
また、私たちは以下のようにストーリーズでコミュニケーションを取っています。

例えば、プレゼント企画をするときにまず何がほしいかを聞いておき、そのほしいという声が一番多かったものをプレゼント企画にすると反応が多くなります。
このコミュニケーションや反応が活発になると、Instagramが重要としているシグナルが多くたまっていくので、アカウントが優遇されて発見タグに出やすくなったり、ハッシュタグでの上位を取りやすくなったりします。
一方的な一方通行のコミュニケーションではなく、総合性のコミュニケーションをぜひ意識してみましょう。
補足で説明すると、投稿の分析に関してはインサイトからも行えるので、インサイトで伸びている投稿はどのような特徴があるのかを考察します。

節約チャンネルでは、先程の時短や簡単なレシピ、独自性のあるレシピが伸びていたので、そこをメインに投稿していきました。
競合分析に関しては、似たようなアカウントのフォロワーの伸び率を数値で取っています。
Instagramのフォロワーを伸ばす方法③3つの数字に注目する

3つ目が「3つの数字だけを追う」ということをやりました。
1つ目の数字は、アカウントのプロフィールのアクセス数です。
基本的には、アカウントのプロフィールを見てもらわないとフォローはされないので、アクセス数をまず増やすことに注力します。
目安としては、フォロワー5000人までであれば、フォロワーの2倍〜3倍のアクセス数は最低限必要です。
逆に、フォロワーが2万・3万になってくると、フォロワーと同じアクセス数を指標にしていただければと思います。
2つ目は、フォローバック率です。
1週間あたりのフォロワーの差をプロフィールのアクセス数で割るとフォローバック率が出てくるので、大体5%を超えていれば、伸び率としては高いです。
そのため、まずプロフィールのアクセス数が足りていないのであれば、投稿数を増やしたり、ハッシュタグを変えてみるなどしてアクセス数を伸ばす工夫が必要ですね。
フォローバック率がもし低ければ、プロフィールの内容や投稿内容の世界観の統一を確認してみましょう。
しっかりと自分の自己紹介と投稿内容とが一致しているかが大事になるので、フォローバック率を上げるためにはこの点を考える必要があります。
プロフィールアクセス数とフォローバック率が上がってくれば、最後に改善するのがエンゲージメント率です。
フォロワーが増えてくると色んなユーザーがいるので、フォロワーが求めている投稿をしていかないと、エンゲージメント率は上がりません。
ではどうするのか?先程のプレゼント企画のようにストーリーズを活用して、どんな投稿が見たいのか既存フォロワーに聞いてみましょう。
そもそもなぜエンゲージメント率を見るかというと、Instagramのシステム上、エンゲージメント率が高いものを優遇しがちなので、エンゲージメント率が高いとハッシュタグも上位を取りやすくなったり、発見タグを取りやすくなります。
まとめ

最後にまとめると、追うべきKPIは3つ。
①プロフィールのアクセス数を増やすこと
②フォローバック率
③エンゲージメント率を分析して高めていくこと
また、独自性と便益を保つには、初期の設計でコンセプトに独自性があるのか、フォローするべき便益があるのかをしっかり作っておかないと、どんなに投稿をしても伸びません。まずはコンセプト設計を最初に行いましょう。
そして、フォロワーとコミュニケーションを多く取っていくこと。Instagramの中のシグナルがどんどん貯まっていくので、アカウントランキングもそれに伴って高まっていきます。
エンゲージが上がると今度は外部のゲージが伸びて、結果としてプロフィールのアクセス数が伸び、フォロワーの増加に繋がります。これらの方法を実行していけば、フォロワーを5ヶ月で10万人伸ばすことが可能です。
より詳しいInstagram運用の内容を知りたいいう方は、『Instagramをビジネスで最大限活用する方法』という本も出しているので、ぜひチェックしてみてください。